睡眠時間について
予防医学とは、字の通り、病気にならないように未然に防ぐことが予防の医学です。
病気にならないからだを作るために生活習慣などを正すことを言います。
「予防医学」と聞くとなんだか難しいことのように思えるかもしれませんが、医療の専門家ではない私たちでも毎日の生活の中で行なえます。
では、具体的にはどんなことに気をつければよいのか、
睡眠についてのお話をしたいと思います。
睡眠はなぜ必要なのか知っていますか?
睡眠不足がいかに翌日の体調にマイナスに影響するのかは、体験的に知っている人も多いと思います。
徹夜明けでは妙にテンションが高くなったり、かと思えば急にだるさを覚えて動けなくなったり、とにかくからだが無理をしていることが自覚症状として現れてきます。
しかし睡眠不足はからだだけでなく、脳にも悪影響を与えます。
普段、人間は睡眠によってからだだけでなく、大脳も休ませます。
眠っている間に大脳は、休息と翌日に向けてのメンテナンスを行なっています。
睡眠時間が短ければ、大脳がメンテナンスにあてる時間が確保できないため、さまざまな情報を処理する能力が衰え、活動的に物事を考えることができなくなります。
よって睡眠不足により、からだばかりでなく、気持ちの面でも不健康になってしまいます。
日本人は、ほかのどこの国よりも平均睡眠時間が短いそうです。
仕事や趣味、またその人がこれまで続けてきた習慣により、ちょうどよい睡眠時間は人それぞれだと思いますが、平均7~8時間の睡眠をとると体に一番いいようです。
睡眠時間が短くなるほど、死亡率が高くなっているという調査結果もあるようです。
睡眠に関する健康法
自分の健康に気づかい、病気を寄せ付けないからだを作るために日々努力をしている人が増えています。
自分のからだは自分で守る時代になり、予防医学の大切さが認識されています。
でも、予防医学を実践するのなら、毎日無理なく続けられて、習慣化しやすいものがいいでしょう。
ここで、毎日の生活の中、とくに睡眠に関しての健康になれる工夫を紹介します。
1つ目は、疲れたときには思い切って昼寝をすることです。
昼寝には、たまった疲れを回復させる強い力があります。
ただし長く寝るのは生活のリズムを崩しますので、20分から長くても1時間程度にしましょう。
昼食後の時間が理想的な昼寝タイム(保育園で子どもが昼寝するのもこの時間)ですが、無理なら時間を見つけてちょっと横になるだけでも疲労回復に効果があります。
2つ目は、寝る前と起きたときに軽く運動をしてみましょう。
あぐらをかいて深呼吸、両腕を上げてバンザイをする、立って前屈・後屈をする、首を回す、この程度の軽い運動で十分なのです。
寝つきや目覚めがよくなります。
3つ目は、寝る前に5分程度、足の裏のマッサージをしてみましょう。
両足のかかと部分には安眠を促すツボがあるので、そこを指の腹で押してみます。
4つ目は、朝起きたら部屋の窓を開けることです。
からだが活発に動くために必要な酸素を、一番に取り込んでからだも頭もシャキッと目覚めさせます。
このほか、寝るときは下着を着けないで寝ると皮膚呼吸が活発になるという話もありますが、これは慣れない人が実践すると、かえって落ち着かず眠れません。
何かを新しく始めるより、毎日の生活の中で、ちょっとだけ工夫をして変えてみるというやり方なら、今すぐにでもできます。
自分と家族の健康を守るための習慣を始めましょう。
